背中の痛み

 

背中の痛みは、色々な場所に色々な原因で出現します。

解剖学的に背中は、胸椎1〜12番までの間のことを言います。肩甲骨や助骨がある辺りも背中です。

背中のどこかに痛みが出ていることを「背中の痛み」と表現します。患者様と話していると、腰痛でお悩みの方も多いですが、実際痛みが出ている場所を聞いていくと、実は背中から来ていた、ということも多いです。

 

 

一般的な背中の痛みの対処

 

・物理療法

背中の痛みの際、良く整体院等で行われる施術として、マッサージや指圧などがあります。

数十分ほどの間、表面的な筋肉を揉みほぐすことで、痛みを一時的に緩和することを目的として行われることが多いです。

 

・薬物療法

背中の痛みの時に行われる薬物療法は、大きく分けると2種類に分類されます。1つは口から直接摂取する内服薬、もう1つは痛みのある患部に直接ぬったりする外用薬の2種類です。

内服薬は、基本的に最初に処方されるのが、痛み止めです。痛み止めには胃のむかつきや吐き気などの副作用が起こる場合もあるため、胃の弱い方には胃腸薬も合わせて処方されます。

外用薬は、直接、痛みのある患部に貼る湿布などです。

外用薬は炎症を抑える抗炎症作用のあるものや、痛みを直接おさえる鎮痛作用を狙ったものなど症状に応じて使い分けられます。

 

また、ストレッチも一番身近で手軽に行える対処法です。背中周りの筋肉や、肩甲骨周りをほぐすストレッチをしたり、ヨガなどへ通って筋肉を伸ばすという方も多くなっています。